Iさん

看護師 Uさん


 心電図をスラスラ読める先輩たちに憧れて、2007年度の上級コースに参加しました。

 1年間、月1回行われる上級コースの講義。数年前までは心電図は大の苦手、基本波形の正常値もろくに書けなかった私、初めの頃は自分の判読力のなさに落ち込みました。しかし、講習会を重ねていくうちに、分からなかったことが分かるようになり、心電図から心臓の状態を想像するのが楽しくなっていきました。 上級コースを終了後、名古屋掖済会病院を退職し、循環器病棟を立ち上げたばかりの美しい海に囲まれた沖縄県の病院に勤務する機会がありました。循環器は未経験のスタッフばかりで、心電図の勉強も始めたばかり。

 「誘導ってどうゆうこと?」「房室ブロックって何?全然、わからない・・・」とあるスタッフが発した言葉をきっかけに、心電図勉強会を始めました。

 初級コースのテキストを基に資料を作成し(平手先生無断でゴメンナサイ)、基礎からはじめること数回。「難しいけど、心電図が楽しくなってきました」とか、「分かりやすい」という嬉しい言葉をいただき、ほっと胸をなでおろしたのと同時に、講習会を受けておいて良かったと実感したものです。

 上級コースの目標は「実際の心電図判読に活用でき、かつ人に教えることができるようになる」ことです。判読については、まだ修行が必要と感じていますが、目標の一部は達成できたのかなと思っていますし、初級から積み上げたものが、別の病院でも活用できるものになっていて自信がつきました。

 今では、私の初級コースのテキストはボロボロに…。あの、書き込み式のテキストはとても分かりやすく、そして、どこでも好評です。